6分間歩行距離(6MWT)予測式との比較
6分間歩行試験の実測距離を、Enrightの予測式による予測値と自動比較。%予測値と正常下限値(LLN)を表示。呼吸リハ・心リハの運動耐容能評価に。
性別
m
性別・年齢・身長・体重・実測距離を入力すると自動で計算されます
入力した数値は端末内でのみ計算され、サーバーへの送信・保存は一切行いません(ページを再読み込みすると消えます)。
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臨床での使い方
6分間歩行試験(6MWT)は、運動耐容能を評価するフィールドテストの代表で、呼吸リハビリテーション・心臓リハビリテーション・術前評価などで広く用いられます。6分間で歩けた最大距離(m)を測定します。
実測値そのものに加えて、年齢・性別・体格から算出した予測値に対する割合(%予測値)で解釈すると、対象者の体格差をふまえた評価ができます。目安として80%以上でおおむね良好、60%未満で著明な低下と解釈されることが多いです。
測定はATSガイドラインに準拠し、30mの直線コース・標準化した声かけで行います。SpO2・心拍数・Borgスケール・中断理由も併せて記録しましょう。
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予測式の根拠
本ツールはEnright & Sherrill(1998)の予測式を使用しています。米国の健常成人(40〜80歳、男性117名・女性173名)のデータから作成された式で、6MWTの予測式として最も広く引用されています。
正常下限値(LLN)は予測値から男性153m・女性139mを引いた値です。実測値がLLNを下回る場合、年齢・体格を考慮しても歩行距離が低下していると解釈できます。
40歳未満・80歳超の方や、日本人高齢者では推定誤差が大きくなる点に注意してください。
よくある質問
- Q. 6分間歩行距離の予測式(Enrightの式)は?
- 男性:7.57×身長(cm) − 5.02×年齢 − 1.76×体重(kg) − 309(m)、女性:2.11×身長(cm) − 2.29×体重(kg) − 5.78×年齢 + 667(m)です。正常下限値(LLN)は男性で予測値−153m、女性で−139mです。
- Q. Enrightの式は日本人にも使えますか?
- Enrightの式は米国の40〜80歳の健常成人から作られたため、日本人では体格差により予測値がやや合わない可能性があります。あくまで参考値とし、経時的な変化(同一人物内での比較)を重視するのが実用的です。
- Q. 6分間歩行距離の臨床的に意味のある変化量(MCID)は?
- 疾患により異なりますが、COPDなどの呼吸器疾患ではおおむね25〜35m程度の改善が臨床的に意味のある最小変化量(MCID)と報告されています。介入前後の比較の目安にしてください。
参考文献
- Enright PL, Sherrill DL: Reference equations for the six-minute walk in healthy adults. Am J Respir Crit Care Med 158(5): 1384-1387, 1998.
- ATS Committee on Proficiency Standards for Clinical Pulmonary Function Laboratories: ATS statement: guidelines for the six-minute walk test. Am J Respir Crit Care Med 166(1): 111-117, 2002.
- Holland AE, et al.: An official European Respiratory Society/American Thoracic Society technical standard: field walking tests in chronic respiratory disease. Eur Respir J 44(6): 1428-1446, 2014.
※ 本ツールの結果は臨床評価の参考情報です。評価の最終判断は、対象者の全体像をふまえた臨床判断で行ってください。