GDS-15(老年期うつ病評価尺度)採点・記録用紙印刷
GDS-15(高齢者用うつスケール短縮版)の15問を1問ずつタップで採点。カットオフ値(5点以上:うつ傾向、10点以上:うつ状態)を自動判定し、A4の記録用紙を印刷できます。入力データは保存されません。
毎日の生活に満足していますか
この1週間の気持ちに最も近いほうを選んでもらってください。
※ 採点上どちらが1点かは画面に表示されません(回答への誘導を避けるため)。結果画面・印刷用紙で確認できます。
臨床での使い方
GDS-15(Geriatric Depression Scale 短縮版)は、高齢者のうつのスクリーニングとして最も広く使われる質問紙です。身体症状の項目を含まないため、身体疾患を持つ高齢者でも影響を受けにくいのが特徴です。
リハビリテーションでは、意欲低下・活動性低下の背景にうつが隠れていないかの確認、通所・入所時の初期評価、介入前後の変化の把握に使えます。本ツールは1問ずつ画面に表示されるので、聞き取りながらそのままタップで記録できます。
設問の性質上、採点中はどちらの回答が加点かを画面に表示しない設計にしています(回答の誘導を避けるため)。また、設問12に「はい」が付いた場合は希死念慮に関わるため、結果画面で内容確認を促す注意が表示されます。
カットオフ値の根拠
GDS原版(30項目、Yesavage 1982-83)の短縮版として、Sheikh & Yesavage(1986)が15項目版を作成しました。5点以上をうつ傾向、10点以上をうつ状態の目安とする運用が広く行われています。
日本人高齢者を対象とした検討(Schreiner 2003)でも、同水準のカットオフで良好な感度・特異度が報告されています。中等度以上の認知症では自己回答の信頼性が低下するため、行動観察による評価(Cornell尺度など)の併用が推奨されます。
よくある質問
- Q. GDS-15のカットオフ値は?
- 15点満点中5点以上でうつ傾向(スクリーニング陽性)、10点以上でうつ状態が強く示唆されるとするのが一般的です(5/6点カットオフ)。診断は医師の総合的評価によります。
- Q. どのように実施しますか?
- 「この1週間の気持ち」について、15の質問に「はい/いいえ」で答えてもらいます。自己記入でも聞き取りでも実施できます。所要時間は5分程度です。認知症が進行した方では回答の信頼性が下がる点に注意してください。
- Q. 回答データは保存されますか?
- 保存されません。端末内でのみ処理され、サーバー送信・保存は行いません。記録は印刷した用紙で残してください(氏名は印刷後に手書き)。
参考文献
- Yesavage JA, et al.: Development and validation of a geriatric depression screening scale: a preliminary report. J Psychiatr Res 17(1): 37-49, 1982-1983.
- Sheikh JI, Yesavage JA: Geriatric Depression Scale (GDS): recent evidence and development of a shorter version. Clin Gerontol 5: 165-173, 1986.
- Schreiner AS, et al.: Screening for late life depression: cut-off scores for the Geriatric Depression Scale and the Cornell Scale for Depression in Dementia among Japanese subjects. Int J Geriatr Psychiatry 18(6): 498-505, 2003.
※ 本ツールの結果は臨床評価の参考情報です。評価の最終判断は、対象者の全体像をふまえた臨床判断で行ってください。